やまびこ通信  VOL.16
……………………………
S  D  の  会
( けいれん性発声障害の会 )

<< 2009年5月7日発行 >>


 研 修 会 報 告
  
平成21年2月7日(土)東京港区南青山4−18−17.「青山生涯学習館」にて開催されました。講演には帝京大学の小林武夫先生の講義を頂きました。参加者29名で親睦会にはクマダ・クリニックの熊田政信先生もご参加頂きました。

 研修会は佐藤真澄
SDの会会長の挨拶で始まり、続いて小林先生の講義を1時間にわたりおこなって頂きました。参加者からの質疑応答も活発に行われました。
注射治療の未経験な方や注射治療では効果が期待できないとされている外転型の方、京都での手術後5ヶ月の方の発言などがあり、当日参加された会員(
SD患者)の方々が抱えていた不安や疑問・悩みなど、小林先生からの解りやすいご回答で吹っ飛ぶ感じでした。講義終了後、京都での手術を終えられたシンガーソングライターT氏の報告発表もあり、内容的に充実した時間を過ごしました。


写真1 

(会長挨拶)
写真2

(講義の様子)
 
写真3

(小林先生による講義)
 
写真4

(会場内の様子)
 

…………………………………………………………………………………………………

 
☆☆ 手 記 ☆☆

 皆さん始めまして。私は大阪で英語教師をしているKよしと申します。約
5年前から声が出にくくなり、最初は声が出るのですが、途中から気息性の声になり、最後は無声化してしまいます。それで(声帯萎縮)という病名で(甲状軟骨形成術T型)という手術を数回受けましたが完治せず、2年前に別の医師から(外転型痙攣性発声障害)と診断されました。現在は音声リハビリを主にやっています。SDの会には昨年2月に入会しました。

 東京での研修会の感想を書きます。小林先生とお会いするのは初めてで、先生の講演はとてもわかりやすく大変参考になりました。私の外転型の患者の治療法の質問についても丁寧にお答え頂き感謝しています。また、手術の種類は違いますが、歌手の
COZさんの手術を受けた医師は私が手術を受けた医師と同じだとわかり驚きました。内転型の患者さんは手術やボトックス注射でかなり改善できているようなので羨ましかったです。私は外転型でなかなか有効な治療法が現在はないようなので、外転型の患者さんで良い治療法を知っておられる方はぜひ教えて下さい。

 会員の皆様と情報交換したいので、個人情報保護厳守という条件で
SDの会員様の名簿があれば頂けると嬉しいです。では、これからもよろしくお願いします。
 K.よし  .
写真5

(総会参加者記念集合写真)
 
写真6

(懇親会の様子)
 


…………………………………………………………………………………………………